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90年代前半の地方発着国際線
このページの最終更新日 2015年10月17日

 2015年10月現在、日本航空が国際線を運航している日本の空港は、東京(羽田)・東京(成田)・名古屋(中部)・大阪(関西)の3大都市の空港のみ。ライバルの全日空も同様で、3大都市以外からはLCCのPeachが那覇から運航しているのみ。3大都市圏、那覇以外からの国際線は完全に相手国側の航空会社に占拠されてしまっています。現在の地方発着国際線といえば、大韓航空、アシアナ航空によるソウル線や上海路線をはじめとする中国線、旺盛な訪日観光需要を受け入れる台湾路線がメインですが、1991年9月当時は日本航空による地方発着国際線も多数運行されていました。
 1991年9月の日本航空地方発着国際線の時刻表です。現在は韓国の航空会社のみが運航している地方〜ソウル線も、当時は日航が新潟、小松、広島、福岡、熊本から運航。さらに香港へも福岡、鹿児島、那覇から。台北へも那覇から運航していました。今と異なるのは、国内の他地点を経由しての国際線。これにより就航地点を増やしていました。長崎〜上海線も直行便ではありますが、この路線は成田〜上海線の一部が、長崎に寄港して運航していたものです。
 また面白いのが、新潟〜ハバロフスク線。ロシア側からの極東ロシア〜新潟路線は、日本航空の撤退後も長く続きますが、日航による路線はどういった目的で運航していたのでしょうかね?

時刻表データの参照元) JR時刻表 1991年9月号

90年代前半の全日空国際線@はこちらから 世界各地に、広範なネットワークを目指したANA国際線

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