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90年代前半合併で消えた各社の日本線
このページの最終更新日 2015年10月17日

 2015年10月現在、カナダの大手航空会社はエアカナダ1社。アメリカの大手航空会社のうち世界各方面へ長距離国際線も展開するのは、ユナイテッド、アメリカン、デルタの3社。しかし元々そうだったわけではなく、数々の大手航空会社が合併を繰り返して会社の数を減らしてきました。1991年9月当時は、今では聞かないような航空会社も日本に就航していました。
 1991年9月のカナディアン航空の日本路線時刻表です。カナダの航空会社による日本線は、カナダ太平洋航空ルーツのカナディアン航空が運航しており、ライバルのエアカナダは関西空港開港に伴う関西〜バンクーバ線就航まで日本に乗り入れていませんでした。しかし競争激化による経営悪化で2001年にエアカナダに合併される形でカナディアン航空は消滅。今では、エアカナダが日本に乗り入れています。
 当時の日本路線は、成田と名古屋に就航。当時は週1便ながらエドモントンからも就航していました。以遠権による香港線も運航されていたことから、今のエアカナダより結構充実していたといえるでしょう。また、トロント〜成田〜香港便が1/2便であったことから同社にとっても日本路線は重要であったと考えられます。
 もう1つ合併で消えた航空会社による日本路線として、アメリカウェスト航空による名古屋〜ホノルル〜ラスベガス・フェニックス線も運航されていました。アメリカウェスト航空は2007年にUSエアウェイズとの合併により消滅しました。(アメリカウェスト航空が買収し名称をUSエアウェイズとした)なお、USエアウェイズも日本路線に就航する前に2014年にアメリカン航空と合併しました。(2009年8月にデルタ航空より成田空港尾の発着枠を1便分確保し、フェニックス線を就航予定も合併により保留中)
 ただ運航していたのは短い期間で、就航地も他の日本線後発企業のアメリカン航空、デルタ航空が成田に就航していたのに対し、何故か成田に就航せずに名古屋に就航しました。成田枠確保がうまくいかなかったのでしょうか?

時刻表データの参照元) JR時刻表 1991年9月号



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